手作りの指輪ってどういうもの?
指輪を手作りするということは、どういうことでしょうか。
手作りの指輪を言い換えれば、店頭に売られていない指輪を作るということです。
店頭に売られている指輪はどれも素晴らしく、惚れ惚れします。
でもどんなに精巧に作られた指輪でも、欠けているものがあります。
心とオリジナリティです。
▼目次
手作り指輪ってどうやってつくるの?
店頭で売られている指輪は、いわば既製品です。
あるブランドが全国で30店舗ほど展開しているのなら、同じ指輪は最低でも30個ある計算になります。
しかも指輪を取り扱っている店は、あくまでも企業です。
企業は売り上げが何よりも優先されるので、指輪には心がこめられていません。
もっと簡単に言えば、コンビニ弁当のようなものです。
最近のコンビニ弁当のクオリティは高く、著名な料理人がプロデュースしているものもあります。
でも愛情がこもった手作り料理と比べると、味気がありません。
手作り指輪でも同じです。
店で売られている指輪は素晴らしいものが多く取り揃えられていますが、味気がありません。
でも手作りで仕上げられた指輪には、独特の味わいがあります。
では指輪を手作りするには、どうすればいいのでしょうか。
難しそうに感じるかもしれませんが、意外と簡単に作る方法があります。
例えどんなに不器用な方でも、数分・数秒あれば十分でしょう。
カンタンにできる手作り指輪
方法としてはまず1本の紐を用意し、指の太さにあわせて輪を作れば指輪の完成です。
「どこが指輪か」と突っ込みたくもなるでしょうが、紐に飾りをつければそれなりの形になります。
またテグスとビーズを用意して指輪を作るのも良いでしょう。
テグスとビーズは手芸店にいけば取り扱っており、コストもほとんどかかりません。
作り方によっては、デザイン性の高い手作りの指輪を作ることも可能です。
他にも紙粘土を使う方法もあります。
紙粘土を棒状に伸ばし、指の太さに合わせて輪を作れば完成です。
また紙粘土で飾りだけを作り、リングにつけるのも1つの手です。
最近は石粉粘土を使う人も多く、プロの職人顔負けの指輪を作っています。
石粉粘土は紙粘土と比べると強度は高く、実用性があります。
しかも100均で売られているので、簡単に手に入ります。
他にも簡単に、手作りの指輪を作る方法はたくさんあります。
どうしても難しく考えがちですが、もっと気楽に手作りの指輪に臨むようにして下さい。
しかし先ほど挙げた例は「手作り」というよりも、「工作」に近いものです。
夏休みの自由研究の一環として指輪を手作りするというのならば、紙粘土を使うのも手でしょう。
自由研究までいかずとも、素材にこだわらないのならば紐で指輪を手作りしても問題はありません。
でも大切な人へ贈るために作る指輪となると、話は変わります。
せっかくのプレゼントに夏休みの自由研究を渡されても、相手は困るだけです。
かと言って本格的な手作りとなると、素人では太刀打ちできません。
指輪制作キットで作る手作り指輪
でも「指輪を手作りするのは生まれて初めて」という人でも、簡単に本格的な指輪を作る方法があります。
制作キットです。
指輪の制作キットは、大手量販店やネット通販などで手に入ります。
作り方については、説明書に詳しく書かれています。
中には作り方をゼロから説明したDVDも添付されており、至れり尽くせりの状態です。
キットではなく自分から材料や道具を揃えて、指輪を手作りする方法もあります。
コストは些かかかるものの、充実感はあります。
工房でつくる指輪
しかしキットから作る指輪は、ワンパターンなものが多いです。
指輪を素人が作ることを前提にしているので、複雑な模様のある指輪となると、さすがに難しくなります。
本格的な指輪を手作りで作るとなると、ジュエリー職人の道を歩むしかありません。
ただジュエリー職人になるには、何年も修行を重ねる必要があります。
もっと簡単に手っ取り早く本格的な指輪を手作りするのならば、工房がおすすめです。
事前の予約が必要になりますが、工房であればプロの職人と同じクオリティの指輪を作ることが可能です。
職人が何もかもバックアップしてくれるので、手先が不器用な人でも問題ありません。
もちろん工房なので、材料や道具類は全て揃っています。
工房以外にも、フルオーダーで指輪の手作りを受け付けてくれる所もあります。
「手作りか?」と問われると、答えに困るのが正直な所です。
でも好きなデザインの指輪を職人が丁寧に仕上げるので、「手作り」と断言しても良いでしょう。
ハイブランドの指輪を見てみると、どれもため息が出るほど美しいものばかりです。
職人が丹精こめて手作りしたもので、使われている素材も最高級品です。
でもハイブランドとは言え、企業に変わりなく利益優先に走りがちになるのは否めません。
でも手作りの指輪には、心があります。
プレゼントとして贈るのならば、贈る相手のことを思って作られます。
相手のことを思って作られた指輪は、ハイブランドの指輪以上の価値があります。
手作りは難しそうと思わず、ぜひともチャレンジしてみて下さい。